東京で薪ストーブ生活

東京で、憧れの薪ストーブ生活を実現するための奮闘記

薪棚作り

f:id:yoccy31:20180808170516j:plain薪ストーブを使うには当然薪が必要です。そしてそれを収納し、乾燥させるための薪棚も必要になります。
ということで、まずは薪棚をDIYで自作することにしました。

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■構想、設計

DIY初挑戦なので、できるだけ安く簡単に作れるよう、安い素材を活かして作れるものにしようと思いました。
ただし、薪棚としての必要な機能要件は満たさないといけません。
具体的には、十分な収納量と強度、それから乾燥させるために雨避けと風通しといったものです。
そして最後に、おしゃれで、家にも馴染む外観にしたい・・・

色々考えた結果、設計図はこんな感じになりました。
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設計図はSketchUpという無料3D図形描画ツールを使っています。
サイズが一切書いてないですが、決まっているのは

  • 長い板=6フィート(約182cm)
  • 薪の長さ=35cm
  • 2列の薪の間隔=10cm

だけです。設計のポイントは

  • 土台は置くだけ簡単
  • 最小限の大きさで最大限の収納量
  • 少ないパーツで各方向からの負荷に対して最大限の強度
  • SPF材のカットは最小限となるようなサイズ

を意識しました。まだまだ改善の余地はあると思いますが。

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DIY
用意したものは以下のとおりです。
材料

道具

まずはパーツ購入です。
メインのSPF材は、できるだけ歪みがないものを。コーススレッドで固定してしまうので、後からの変形は考慮する必要はないです。そして、松ヤニがないものを選びます。あると加工のとき邪魔です。後から漏れてくるのはどうしようもないのか、避けられるものなのか、どなたか教えて欲しいです。ホームセンターでは1カット10円とかでカットしてくれます。便利。

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パーツを手に入れたら、組み立てる前に塗装します。
今回は「ウッドガード」という、防腐・防蟻効果のある塗料を選びましたが、何年耐えられるか検証していきたいと思います。
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そしていよいよ組み立てです。
インパクトドライバーを初めて使いましたが、これがないと仕事になりません。今回は二人掛かりで一気にやりましたが、一人だと厳しいと思います。ドライバー担当と、木を押さえておく担当の最低二人は必要かと思います。
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屋根が乗った時点で畑の作物がだいぶ成長しているのは、ご近所の農家さんの腕がよいからです。決して、薪棚作りを途中で投げ出したからではありません。
そういうことにしといてください。

所要時間は、だいたい以下のとおりでした。

  • 構想、設計:1日
  • 資材購入:半日
  • 塗装:半日
  • 組み立て:1日(2人がかり)

次回はもっと効率的にやりたいものです。

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■反省点

  • 屋根
    1cm角の木材を骨組みにしましたが、華奢に見えるのと、強風が吹くとたまに音がなります。
  • 松ヤニ
    組み立て後に出てきました。うっかり触るとベタベタするし、なかなか取れない厄介者です。塗料がはげるので、削るのも難しく、困ってます。
  • コンクリート駐車場が汚れた
    自宅の駐車場で塗装していて、ブルーシートを引いてはいましたが少し飛び散ってしまいました。デッキブラシでこすっても落ちない・・・どうしよう。
  • タイムスケジュール
    すべての作業を土日に終わらせようと思っていましたが、塗装が乾くのを待つ、インパクトドライバーの充電を待つ、自分の休憩、など、作業できない場面が多く、時間の使い方は改善の余地が大きいなと思いました。

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■その後
完成後、薪を目一杯詰め込み、雨や台風も経験しましたが、今のところ無事乗り越えています。がたついたりヒビが入ることもありません。
そのうち、2号機も作ろうと思います。

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